【WordPress】レンタルサーバーからさくらのVPSに乗り換えてKUSANAGIを構築する
2019.02.22
さくらのVPSにWordPress用にチューニングされたKUSANAGIをいれて運用していくまでをメモ代わりに書いていきます。AWSやGPCではなくVPSを選んだ理由、KUSANAGIについてなどを書いていきます。
こんな記事もどうぞ
■ WordPress高速化と表示速度を改善する方法
■ [WordPress]ブログをリニューアルいたしました。
■ はてなブログからWordPressに移行
どんなサイトを作りますか?
サーバーにせよCMSにせよ、何を作るのか、どんなサイトなのかが決まらないと選定できません。みんなが使っているからWordPress、みんなが使っているからレンタルサーバーとかではなく、どんなものを作りたいのか、どんなサイトにしていきたいのか、とかで選ぶものも変わってきます。
とはいえ個人ブログ、個人サイトのいいところは「使ってみたいから」「楽しそうだから」とかで選定を行えるのもいいところです。
僕の場合は「使い慣れているから」という理由でWordPressを選び、「遊びたいから」という理由でサーバーを選んでいます。
なぜ「さくらのVPS」か
さくらのVPSに移す前はレンタルサーバーの「ConoHaWING」を選びました。ConoHaWINGのリザーブドプランなのでほとんど専用サーバーの用な使い勝手ができるのがいいですね。
レンタルサーバーのいいところは特に小難しいことが必要なく、ドメインを登録し、サブドメインも簡単に切れて、メールサーバーも一緒に使えること。だいたいこれで完結します。
ではなぜ、今回「VPS」にしたのか。
1つ目は「価格」
サイト制作・サイト運用で大事なものは、「コンテンツ」と「表示速度」だと思っています。コンテンツがよくても表示が遅かったらもったいない。
そして、表示速度で小手先ではなく根本的でいうとサーバー周りのインフラ環境。現状前述したConoHaWINGのリザーブドプランには月額3,000円ほど(ConoHaWINGは起動時間に対する料金なので月によって金額が違う)。
月額3,000円でCPU、メモリのこのスペックなら十分だと思いますが、逆に3,000円なら、AWSやGPC、VPSでもいいんじゃないかと考えたわけです。
2つ目は、「使ってみたかった」
環境構築って楽しいじゃないですか…詰まったり進んだり、調べて悩んだり、解決したり。基本的にフロントエンドエンジニアなので、業務でバックをいじることはないのでこういった個人活動で試しています。
AWSでの構築経験はあるので、最初はGPCかAzureを使ってみようと思ったんですが、趣味の範囲内とお財布と相談して、安心とコスパのいい「さくらのVPS」を選択しました。
3つ目は、後述する「KUSANAGI」を使いたかったこと。
KUSANAGIを使うには、AWSやGPC、AzureといったIaaSかVPSにする必要があります。
KUSANAGIとは
KUSANAGI – 超高速WordPress仮想マシン [高速化チューニング済みWordPressサーバ]
KUSANAGIは、WordPressに特化したチューニングされた環境です。高速表示できるようにnginxやPHPなどがまるっとパッケージ化されています。
本来、AWSやVPSなどはネットワークと「箱」だけの存在なので、OS(UbuntuやCentOS等)やWebサーバー(ApacheやNginx)、PHP、データベース(MySQL、MariaDB等)は自分で構築とチューニングをしていかないといけません。
ですが、KUSANAGIは最初からそれらがWordPressを高速表示できるように設定されたものになっています。環境構築したいって言っておきながら最初からそれ使うのはどうよって話ですが。
ひとまず構築までの流れ
さくらのVPSを契約する
↓
VPSでのOS選択画面でKUSANAGIを選択する
↓
サーバーに繋いでKUSANAGIを設定していく
↓
WordPressを設定していく
だいたいこんな感じです。普通にブログ運営するだけなら、レンタルサーバーでWordPressを簡単インストールするだけで済む話ですが、気が向いちゃったんだからしょうがない。
というわけで第一回は「さくらのVPS」を選択して、WordPressを構築していくまでの流れの説明でした。次回はKUSANAGIをインストールして、設定をしていくところを書いていきます。
Comment