長谷川裕也著「靴磨きの本」で革モノのお手入れのお勉強
2018.12.04
ジャラン・スリウァヤのローファーを購入してから革製品の手入れに興味を湧くようになりました。土屋鞄製造所の財布や、キーケースも革製品なのでちゃんと手入れして長く使おうと思い、長谷川裕也さんの「靴磨きの本」を購入しました。
「靴磨きの本」と革靴
「靴は履きつぶすものではなく、ともに歩む靴へ」という長谷川さんの靴に対する想いから始まっています。自分も革靴というものにあまり興味がなく、いつもスニーカーで過ごしていたので「靴は履きつぶすもの」という印象をもっていました。今回ローファーを手入れするようになったり、この「靴磨きの本」を読んで、ちゃんとお手入れして長く付き合っていこうと思うようになりました。
また、長谷川さんは、
靴磨きといっても、磨くことで新品の状態に戻すのではなく、経年変化を楽しみながら「育てる」という感覚に近い。
p.10
前述したとおり革靴を履かない人生だったので、「靴磨き=ピカピカにする」というイメージでした。そして革製品も持っていなかったので「育てる」という感覚はありませんでした。
革靴の選び方
革製品全般に言えることなのかな?フィルムカメラの選び方とも似ているかもしれない。
本革のものを選ぶ
10年使えることを基準に選ぶなら牛革をはじめとする本革(天然皮革)のもの。見分け方がわからない場合はお店の人にたずねる。
スムースレザーがおすすめ
革の表に、ガラスやエナメルなどの加工をしていないもの。スムースレザーは基本的な方法で手入れでき、成果が確実に現れるからだそうです。
「スムースレザー」という単語は聞いたことがあったけど、意味をはじめてしりました。
定番デザインが長く履ける
昔からあるデザインのものなら流行遅れなど関係なく、10年でも20年でも履き続けることができる。
修理できる製法かどうか
「セメンテッド」というパーツのすべてを接着剤で貼り付けている製法のものは、アウトソールを張り替えることができないようです。
これも購入時にショップの人にたずねるとよいそうです。
それぞれにあった磨き方を
「靴磨きの本」には基本の磨き方(ブラッシング→クリーナーでの拭き取り→クリームの塗布→ワックスでの磨き)をはじめ、各レザーの種類ごと、トラブル(カビ・しみ・クレーターなど)の対処法、その他仕上げの方法、カラー・リカラーなどの紹介も載っています。
この「靴磨きの本」を購入した理由は、本屋で靴磨きに関する本を探しているときに、正直内容の違いを理解するほど知識がなかったので他の本との比較はわかりませんでしたが、写真・イラストが多く、読みやすかったことに加え、決め手になったのは、「糸かがり製本」(でしたっけ?)で、勝手に閉じてしまうことなく本を開いたままにすることができることでした。
本を片手に(というか横に置きながら)見よう見まねで試していくのに便利なんですよね。ちゃんと考えられているなぁと感じました。
「靴磨きの本」おすすめです。
初心者の自分がおすすめするのも違うかもしれませんが、写真やイラスト、文章がわかりやすくて買ってよかった1冊です。やっぱり自分で手入れができるようになると愛着が湧きやすいですね。
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