penの特集「ライカで撮る理由」を読んで

2019.02.24

| 旅・暮らし・カメラ

先日発売されたpen完全保存版「ライカで撮る理由」。ライカ特集です。カメラを使う理由としては「写真を撮りたいから」という理由が大きいかと思うけども、製品、プロダクトとしての美しさというのもあるかもしれません。集めたくなるものとか。多種多様のいろんなカメラがあり、なんでその中からさらに「ライカ」を選んだのかということがまるまる1冊語られています。

オフ会みたいな

写真家、芸能人、タレントさんたちが各々の自分がなぜライカを選んだのか、どうしてそれで撮り続けているのか、どこがいいのか、30名ほどの方々が語っています。読み応えもあって、本当に保存版の一冊だと思います。

いろんな方々の話しを読んでいて、「カメラ好きのオフ会」みたいだなぁってちょっと安っぽい表現になってしまうけど、そう思いました。

どこが好きなのか、何を気に入っているのか、語り続ける感じ。否定もせず、思うまま話す。自分自身Leica M3を所持しているからか、Leicaを買う前にいろいろ悩んで、自分自身や周りに「なんでライカを選んだのか」の理由を話したからか、「わかる…」「ほんとそれ…」って思いながら読んでいられる。

すごく楽しい。

27人のライカ

今回のpen「ライカで撮る理由」では、27人が紹介されています。きっと掲載されていないけど防湿庫に眠っているライカもあるかもしれませんが、どのライカが多いのか気になったのでちょっと数えてみました。

ライカM34
ライカM24
ライカM45
ライカM51
ライカM6(TTL含む)10
ライカM71
ライカMP3
ライカM81
ライカM9(P含む)3
ライカMmonochrome3
ライカM3
ライカM-P3
ライカM10(P含む)5
ライカSL1
ライカQ1

(紹介されていたもの・複数台所持している方も全部まとめています)

結構予想外な結果かも…てっきりM3が一番多いと思っていました。MPまでがフィルムカメラで、M8からはデジタルカメラでわかれています。

ライカM6は露出計が内蔵され、比較的新しい1984年発売のモデル。TTLモデルは1998年発売なので、まだ30年ほどでしょうか。M7からは電子シャッター、自動露出となったので、M6が最後のマニュアル露出機となりました。お値段も以降モデルよりは手に入れやすい…はずなのでそこもあるのですかね。

M2~M4はどっこいどっこいですね。やはりどれも完成された機種感がある。M4を最初に買う人が多かったイメージです。M4はレンズに応じて、35mm、50mm、90mm、135mmとファインダーが切り替わったり、クランクが斜めカットになったり、M5が不人気でM4再生産されたという機種でもあります。

それにしても殆どの方がブラックモデルで使い込んだ味を出しているカメラが並んでいて…ブラックペイントええやん…ってなってしまいました。それにM3を使い続けようと思ったのだけど、いつかは、本当にいつか、ライカMPがほしいなぁと思ってしまった。この雑誌やばい。

気になった方々

海街daiaryで撮影をつとめた「瀧本幹也」さん。

36,37ページに掲載されている見開き写真がとんでもなく素敵でした。こんな写真を撮りたい。その他の写真も本当に素敵。このManesuv nejviceが掲載されている写真集はどれなんでしょうか…

クレイジージャーニーでお馴染みの「佐藤健寿」さんもライカユーザーだったんですね。そして、竹中直人さんも載っていて、多摩美卒というのにも驚いたし、ライカをもつ姿がめちゃかっこよかった…。

もっと写真を撮りたい

最近は手軽にいい感じの撮れるCONTAX T2に頼りっきりになっていて、露出ミスがちょっと怖くてLeicaM3を置いていったりしてました。でも、もっとライカでいろんな写真を撮りたいなぁって。雑誌を読んだあとは撮りに行きたくてしょうがなかったし。ライカだからこその部分も多くあるんだけど、一つ一つのカメラにもいろんなストーリーがあるから、好きなカメラ、いい相棒を求め続けるのも大事だし、こいつだと思ったら使い続けるのも大切ですな。

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