【写真作例】Leica M3とELMAR 50mmF2.8
2018.11.15
フィルムカメラの皇帝、ライカM3(Leica M3)。発売から60年以上経つので使い方や作例は掃いて捨てるほどあるでしょう。使い方とか使い勝手などではなく、レンジファインダー越しの私の世界って感じの記事です。
ライカといえば、フィルムカメラを使い始めると目の端にチラチラと現れ、いつのまにか目の前に現れ、そして知らぬ間に手のひらに現れるメリーさんのごときカメラ。
物撮り苦手マンなのだけど珍しく気に入った写真が撮れた。
Leica M3という選択。
30歳までに欲しいものというものがあります。いつまでも長く使えるもの、これからも一緒に歳を重ねていきたいと思えるものを持ちたいというモノ選びのスタイル変化。そうしてくると機械式フィルムカメラという言葉が浮かんできます。
デジタルカメラだから長く使えないという理由はないです。画素数やAF性能とISO感度のノイズは進化していくとは思いますが、そこを追わなければ永く使えると思います。4Kになっても画素数上がっても、視力は年々下がっていく一方なんだけど。
「ライカがほしい」と一口に言っても、フィルムカメラのLeica M3からLeica M10のデジタルカメラまで選択肢があります。Leica M10などは自動車が買えるぐらいの値段です。「え、じゃあ車買うよ」っていうのも価値観なのですよね。好きな方を買いなさいな。あるならどっちも買いなさいな的な話ですね。
完全に主観ですがフィルムライカのイメージは、
35mmレンズを使うなら、Leica M2かLeica M4。
50mmならLeica M3。
Leica M5はぼったいデザイン。
Leica M6は実用的だけどお値段が。
露出計や年式にこだわりがなければ(お財布事情にもよるけど)M3~M4の選択肢になりました。
デザインのかっこよさもそうですが、単体露出計を持っていること、レンズはエルマー50mmに決めていたこともあり、Leica M3を選択しました。
ライカの主張をしすぎないこの前面が自分は好きです。軍艦部の整理整頓具合も、各部分の配置の綺麗さも、見ていて楽しい、持ち歩きたくなるデザイン、見せびらかしたくなるデザインというものは大切です。ファインダーの窓枠の縁取り具合も気に入っています。軍艦部はM3とM6が整っていて好み。
レンジファインダーカメラの特徴とも言えるけど、ライカらしい紳士的なシャッター音がその所有欲をさらに倍増させるポイントです。特にミラーレス機だと作られたシャッター音なので余計にライカのシャッター音が愛らしく感じるのです。フィルム一眼レフのガチョン!っていう撮ってる〜!!っていう音も好きなのですが、ライカのこの「シャスッ」っていうスマートな音が大好きです。
自分の購入したLeica M3は傷やへこみもなく、張替えもされているのか見た目はすごくきれいなものでした。60年の時代を感じさせない綺麗さ。いやもう逆に気を使うぐらいきれい。
僕のLeica M3のシリアルナンバーは78万番代で1955年製のものです。このときのものは、2回巻き上げ(ダブルストローク)のモデルらしいのですが、シングルストロークに改造してありました。こういった改造・カスタムはLeica自社が行っていたものもあるみたいです。
レザーストラップは東京に行った際に、学芸大学のmonogramさんで購入。革のストラップもカメラと一緒にいい感じにエイジングしていけたらと思う。金具や修理もmonogramさんでしていただけるそうなので、安心です。
ちょっとした作例
Leica M3 + ELMER 50mmF2.8 + Kodak Ultramax 400
Leica M3 + ELMER 50mmF2.8 + FUJIFILM NEOPAN 100 ACROS
そんなこんなで
価格やメーカー、サイズに関係なく、持ち歩きたいカメラ、撮ってて楽しいカメラ、あがってきた写真を見て楽しいカメラというのがやっぱり一番だと思うので、Leicaにこだわらず、自分と相性のいいカメラをみつけていきたいですね(CONTAX T2もいいカメラなんだよ…)
うまくまとめようと思ってまとまらなかった。
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