高級コンパクトフィルムカメラCONTAX T2を買いました。

2016.03.17

| 旅・暮らし・カメラ

物欲の春なので、高級コンパクトフィルムカメラのCONTAX T2を購入しました。購入した喜びをぶつけていくために、レビューと他の記事では作例を紹介していきたいと思います。

CONTAX T2で撮った写真・作例はこちらから

中古カメラショップで見つけて、ついに買ってしまったKYOCERA CONTAX T2です。純正ケースがついてきました。購入時の金額はだいたい40,000円です。このあとオーバーホールに出すことになります。( CONTAX T2が修理から帰って来ました。 )

いまでは休眠ブランドとなっているようで、ツァイス・イコン→ヤシカ→京セラ(ヤシカ吸収)という流れ。

そんで、CONTAX T2ってなんやなんや

高級コンパクトフィルムカメラというものを調べると必ずでてくると言っても過言ではないほど有名どころです。

ここでは、他には、「RICOH GR1v(s)」や「MINOLTA TC-1」「KONICA HEXAR」「Nikon 28Ti」、最近のものだと「FUJIFILM KLASSE S(W)」あたりがあります。

値段としては、基本的に新品10万円前後のもの。

大体、バブル期の80年台後半~90年台前半に各社出した感じです。

安部公房著の「笑う月」という安部公房さんの随筆集に、「アリスのカメラ」という短編が入っていて、その中に、「日本では高級カメラがよく売れるが、フィルムの消費量は他の国より少ない」的なことが書いてありました。「笑う月」の発行年が84年ということもあり、所有欲、高級志向というのが強かった時代なのですかね。
で、話を戻して、「CONTAX T2」というカメラの特徴としては、

・当時の定価は12万円(発売が90年なのでちょうど同い年ぐらい)
・AFなのにマニュアルフォーカスが出来る
・レンズがCarl Zeiss SONNAR T* 38mm F2.8
・外装がチタン、ファインダーはサファイアガラス、圧板は京セラ・セラミック

よく「CONTAX T3」との比較が多いですけど、写りが全然違うらしいです。

CONTAX T2は、発色が強く、暖色系の色味に対して、CONTAX T3は、緻密な描写、ヌケの良い寒色系と、同じシリーズでも異なるみたい。

前述した高級コンパクトフィルムカメラ郡含め、このCONTAX T2、T3は中古市場だと、だいたい4万円~6万円ぐらいで入手できます。

(RICOH GR1vは、ほとんど中古市場では見かけない…あと状態もそんなによくないものが多いみたい。みんながっつり使い込むんでしょうね。GRは。)

というわけで外観レビュー

外装チタン製なので、適度にずっしりくる重さです(295g)。実感はケースに入れたiPhone6(129 g)とかと重さ変わらない気がする。

大きさは昨今のコンデジと変わらないサイズですね。フィルムの分、分厚さはありますけど。

電源を入れるとレンズが出てきます。起動も早く、1秒かからないぐらい。意外に素早くレンズが出てきてびっくりしました。

これがSONNARレンズけぇ…Rollei35と同じレンズか!!(テッサー・クセナーとかあるけど)

ちょっと見難いけど。T2の文字が可愛いです。右にダイヤル。と言っても、緑色のAFにすると電源が付き、そのあとはフォーカスを自分でいじれます。基本的に絞り優先AE。左のダイヤルが露出補正。少し回しづらい感は否めないです。こんな小さいレンズだけど、レンズのところにF値設定があり、F2.8 , 4 , 5.6 , 8 , 11 , 16 と設定できます。

購入しようと思ったきっかけとしては、ポケットサイズ、かばんにいつも常駐できるフィルムカメラが欲しかったというのが前提で、
Nikon F3はそりゃフラッグシップ機の鉄の塊だから重い思い。
KONICA C35FDは、軽くて使いやすいけど、シャッター速度優先というのと、ピントの合焦が難しい、ファインダーが見づらい。

という難点があり、

前述した高級コンパクトフィルムカメラ郡の中から、このCONTAX T2にした理由は、
・ツァイスレンズ使いたかった
・ファインダーの見やすさに定評
・目測マニュアルフォーカスに対応
・CONTAX機が気になってた。

物欲の春、ええやないか。

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