WordPressテーマ制作に関するポエム
2020.05.17
WordPressテーマを販売、配布して3作目になったのでここらへんでポエムを生み出しておこうと思う。
これはけっして、wordpressの話ではないし、worldpressの話でもない、WordPressの話である。
WordPressテーマ構成を知る
無料のWordPressテーマはたくさんあります。完コピは当然だめですが、どういうファイル構成にしているのか、保守性はどのようにしているか、などなど。大変勉強になります。
また、スターターテーマやスケルトンテーマと言われる、骨組みだけのテーマもあります。
こういうものを活用しましょう。
制作に必要な知識
ベースとして、HTML、CSS、JavaScript。そこに大きく乗るものとしてPHPの知識が必要となる。
WordPress独自の関数を知っておく必要があるが、ドキュメントやWikiとにらめっこしよう。
よく、「アフィリエイターとフロントエンジニアが共同でテーマ制作しました」みたいなのがあるけど、フロントエンジニアよりもバックエンドエンジニアが入っていた方がいい。フロント側の処理よりもバック側の処理の方が重要である。
ちなみに僕はフロントエンジニアです。
作りたいデザインをHTML(PHP),CSSで仮組みする
まずは動的要素を抜いて、静的に作ると大枠が作りやすい。作成時にindex.php内でheader.php、footer.php、sidebar.phpとincludeして制作するとテーマにするときに気持ちが楽。
各サイズ感、最小最大文字数、要素の有り無し、実装機能の精査などもここでやっておくといい。
僕は自分が使っていきたいもの、使いたい機能ベースで制作します。
制作日数
最初のHakushiを作ったときは、「配布用テーマ」というのははじめてだったので、いろいろ手探りで作ったので、3~4週間かかったと思う。
そのあと、BEは1週間ぐらいでブログ機能を増して作り、monozukiは、GWに思いついて2,3日で作った。
使い回せるコードが増えたり、学んだり、諦めたり(プラグインに任せる)することで制作に掛ける日数を減らす。
ある程度、ベータ版でいけるかなと思ったら仲のいい人などに配布してバグ報告をしてもらったほうがいい。自分ではやらない使い方とかしていて勉強になる。
特化か汎用性か
作りたいデザイン先行なのか、やりたいこと先行なのかでも変わってくる。基本的な汎用ブログテーマにすると一気に想定条件が増える。「〜の場合」というもの。
Hakushiは撮った写真をアップロードしてアルバムっぽくしてみたいと思って作った。
Hakushi -BE-は上のHakushiのブログ機能を強化して汎用的に使えるようにした。
またmonozukiは、特化型。松浦弥太郎のようなモノエッセイブログを作りたかったのと、画像を固定するデザインを作りたかった。
機能だけではなく、デザインも
- 100人に使ってもらい、白、黒、抹茶、あずき、コーヒー、ゆず、さくらの中から選んでもらう
- 白色を好きな100人に使ってもらう
どっちも100人に使ってもらっているが、実装内容が変わってくる。ユーザーを集める難易度も変わるが、2は単純に白好きにハマるが、黒好きには合わない。1は白ユーザーからすればその他の色はいらないから設定項目邪魔になるか、使わないソースを増やすだけとなる。
だから、「100種類以上のデザインを用意しています!」とかいうテーマでも1種類しか使わなかったら99種類はゴミとなる。
完璧は無い
自分の使い方と誰かの使い方は異なっていて、「この機能あの機能」とか「こういうパターン」っていうのがたくさん出てくる。
全部対応したからといって汎用性テーマになるわけではなく、スパゲッティが出来てしまう可能性の方が大きい。
コーディングの勉強もそうだけど、いきなり1から作ろうとするのではなく、1を1.2にするにはどうしたらいいのか、つまり「どこをいじればどこが変わるのか」をしっかり理解すると、その後も早いかも。
カスタマイズから覚えて、どんどん深くに入っていく。
こういうCSSの設計も、テーマ維持をする上では重要になる。
でも、今から勉強するならHeadlessCMSとかにするかもね。自分なら。
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